消えた預金・・・
- 数千万円以上ある預金口座が睡眠預金に? (昨日の話しの続きです・・・)
そんな大金ほっとく者おらんやろ~と普通は思いますよね!
でも世の中には、いろんな理由の方たちがいるみたいです。
1つ目はアングラマネーです。(麻薬の売買等)
口座の名義人が不法取引で得た収入を入金していた場合で、本人が亡くなった場合!
特に最近はマネーロンダリング(資金洗浄)防止の為、本人確認が厳しくなっています。
多額の資金を移動する場合(疑わしい取引に該当すると思われる時)は金融機関に
届出義務が発生します。
これでは、さすがに捕まえてくれと言うようなもので、誰も出金する者はいないでしょうね
でも、このケースはこのプログをご覧頂いている皆さんはあまり関係がありません。
2つ目は非常に身近にあるケースになります。
たとえば、親族に不幸があって、その方の預金の事を誰も知らない場合です。
σ(^.^)も親にいくら預金があってどこの銀行を利用してるかなんて知りませんし
ましてや聞くことさえはばかれます。
それどころか妻名義の預金口座だって知りません。
まぁだれでも身内や自分が亡くなった時の事は考えたくないですよね・・・・
σ(^.^)のところは、そんなよけいな心配する事は無いと思いますけど (´_`;)
しかし知人のケースではあったのです。
↓↓↓をクリック - 知人のお父さんが亡くなられた時の事です、そのお父さんはご商売に成功され一代で
相当な財産を築き上げられました。
不動産関係はいやでも相続人に固定資産税の通知が来るので、わかりますが
そのお父さんは借金が嫌いで、預金が相当あるはずなのに、通帳をどこ探しても
見当たらない・・・
以前は通帳を作るのに身分証明がいらなかったので、たぶん税務署対策で偽名口座
に入金されていたのではないかと思われます。(あくまで予想ですが・・・)
知人は実の息子さんなのですが、お金の流れは一切わかっていません。
だから知人は税務署が税務調査にはいってくれないかなと、ぼやいておりました。
当然、この場合だと睡眠預金になって銀行の収入になるんでしょうね・・・
あと相続人のいない方の預金です。
これからは老人社会になっていくので、これからますます増えていくでしょう。
法律では相続人が誰もいない場合、国庫(国の物)に帰属されます。
今の制度だとやはり、この預金も睡眠預金になってしまいます。
こうやって考えると銀行ってもうかりますよね!
その中で、もっともひどいのが、ゆうちょ銀行(旧郵便貯金)です。
一般の銀行と取り扱いが違いますので、権利自体が消滅してしまうのです。
ゆうちょ銀行ホームページのQ&Aでも堂々とこう書いてあります。
Q.満期(10年)を経過した定額貯金は、その後どのように扱われますか。
A.定額貯金として引き続きお預りしますが、適用される利率は通常貯金の利率となり、
利子の計算は半年複利ではなく毎年3月31日を区切って元金に組み入れることになります。
なお、長期間ご利用のない貯金は、時効によりお支払できない場合がありますので、満期
が到来しましたら、お早めに払戻し等のお手続をお願いします。
時効によりお支払できない場合がありますってどういう事? (-_-#)
ちなみに雑学として世界的に有名なスイス銀行には時効はないそうです。
但し、第2次世界大戦時のユダヤ人の方たちの預金がかなり眠ったままとの事です。
ナチスドイツがスイス銀行に圧力をかけても応じなかったのは、この為だとの説も・・・
皆さんは眠っている口座があったら、一度整理する事をお勧めします!
ヘソクリの仕方もよく考えてね・・・
時効の話しがでたついでに、明日は不動産に関する時効の話しをさせて頂きます。(ついでかよ!) -
2007/12/10 【月】 | 知らなきゃ損ですよ!
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