どうにでもなる価格(2)
- 昨日の続きです。
答えは、簡単ですね! 鑑定をするのが人間だからです。 笑
不動産鑑定士が不動産価格を求める手法は、「原価方式」「比較方式」「収益方式」
の三方式より求められた価格を説得力や規範性を理論的に精査をして算出しますが
どの方式を重視するかは鑑定士さんによって違いますし、強気の先生もいれば
弱気の先生もおられますから・・・
それでは一般的に流通している居宅の不動産価格、不動産鑑定士と宅建業者
の査定価格は、どちらが正確なんでしょうか?
一概に言えませんが、宅建業者の算出する査定価格が実態に近いのかもしれません。
不思議ですよね! 間取り図・住宅地図等の資料や宅建業者の勘と経験に基づいて
査定された宅建業者が出す査定価格のほうが、実勢価格に近いだなんて
頭に不動産と付くものの、σ(^.^)たち宅建業者と鑑定士さんは業務がまるで違います。
不動産鑑定士は、一般エンドユーザーと会う事は殆どありません。
法人や裁判所からの依頼が主になります。
一般的に流通する居宅は、極端に言えば壁の色が違うだけで売価が変わります。
洗練されたデザインの家と、十数年前のデザインの家では、どちらが先に売れるかと
いえば当然、洗練された家、そして売れ残った家は値下げをして売却・・・
という事は、土地建物が同じ坪数で道路付けが同じだとしても価格が変わります。
お客様の喜ぶ顔を直接見る不動産屋と、机上で理論的に不動産を見る鑑定士さん
とでは出る答えが違うのも仕方が無い事かもしれません。
不動産価格は、本当のところは、この世の誰もがわからないと思います。
だから、あえてつけるとしたら、この価格?かなと思いながら査定価を
算出し流通しているという事なんですね・・・
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2008/12/27 【土】 | 不動産に関する雑学