賃貸物件入居時の火災保険
- 賃貸マンションやアパートに入居する時、ほとんど強制的に火災保険に加入させられます。
なぜだかご存知ですか?
確かに不動産屋は損保の代理店をやっているところが多いですから、保険に入ってもらえば
いくらかの手数料は不動産屋に入ります。
しかし2年間で1万5,000円とか20,000円の保険の手数料では煩雑な事務作業の割りに
たいして儲からないんです。(無いよりいいかもしれませんが・・・)
それじゃなぜという事になるのですが、それは借家人賠償責任特約というのがあって家主さんへ
の損害賠償が補償されるからです。
失火の責任に関する法律というのがあって、重過失以外で火災の原因を作った側に賠償義務は
発生する事はありません。
たとえば、寝タバコをして不注意で火災をおこした。これは重過失にあてはまりません。
だからそれが原因で隣の家が燃えてしまった場合も損害を賠償しなくてもよいのです。
しかし、家主さんに対しては損害賠償責任が発生するのです。
ワンルームの入居者だと賠償金支払いが困難な人が比較的多いので、家主さんの泣き寝入り
になってしまいます。(あくまで割合の話しですよ・・・)
それを防止する為、というのが理由として1番多いのではないのでしょうか?
それじゃ~家主の都合だけかよ!
と怒られる方も多いと思いますが、実際に保険を使う事例で多いのは、空き巣やトイレ・風呂の
水漏れがほとんどです。
(注、この場合、賃貸住宅総合保険(個人賠償特約等)を適用します。)
特に排水溝の清掃が不十分で階下に水漏れをおこした場合、賠償額が結構な金額になったりします。
階下の方が所有するパソコンや液晶テレビ等だとすぐに30~40万円になるのです。
クロスやカーペットの張替え工事が必要な場合だったら工事の間の仮住まい代も支払わなければ
ならないケースも・・・
だからこの保険は結構、使える保険じゃないかと思っています。
内容にもよりますが、1回事故がおきれば、50年分くらいの保険料相当額がおりるのですから・・・
使えない医療保険に入るよりは、よっぽどいいんじゃないかなと思いますよ。
皆さん、火災保険の契約更新はちゃんと
しましょうね!!!
それじゃ~保険会社はもうからないんじゃないの?
と不思議に思われた方に1000点!(何の点数だぁ?)
※明日は、このカラクリについてお話させて頂きます。 -
2007/12/03 【月】 | 知らなきゃ損ですよ!