本末転倒!
- 住宅ローンって、完済時年齢が75~80歳まで組む事ができます!
又、銀行の中には、50年返済型住宅ローンといった商品もあるようです。
普通に考えても80歳まで住宅ローンを支払い続ける事なんて出きるのでしょうか?
それで多くの方は、余剰金を定期的に繰上返済されているようです。
今日は繰上返済についてのお話し・・・
繰上返済には、「期間短縮型」 と 「返済額軽減型」 と呼ばれる2つの種類があります。
期間短縮型は、当初に長期で住宅ローンを組んだ後、繰上返済をして返済年数を短く
していく方法です。
例)35年⇒繰上返済⇒30年⇒繰上返済⇒25年
返済額軽減型は月々の返済額を減らしていく方法です。
例)月々の返済額が・・・ 10万⇒繰上返済⇒9万円⇒繰上返済⇒8万円
それで、どちらの方が得(金利負担が少ない)かと言うと「期間短縮型」になります。
支払い金利を大幅に少なくしたい方、住宅ローンの早期完済をしたい方にお勧めです。
FP(フィナンシャルプランナー)の方は、よくこちらの方法を推奨されます。
そりゃそうですね! 同じ繰上返済額で、最も効果的だからです。
しかし、繰上返済は手持ち現金を使う事になります。
一旦、銀行に繰上返済してしまえば、急な出費が必要となっても、この前のは冗談やから
支払ったお金、やっぱり返して♪ と言っても銀行は当然、返してくれません。
あとひとつ気をつけないといけないのは、住宅ローンは長期に渡って返済を続けるもの
突然の病気や失業なんかで、毎月の返済が苦しくなってきた時に困ります。
そんなの他の銀行で、もう一度長期ローンに借り換えて返済額を減らしたらいいやん!
と安易に考えてしまいますが、残念ながらそれはできないのです。
一旦、繰上返済をして短縮した年数を増やす事は他の銀行でもできません。
A銀行で、繰上返済をして35年から15年に短縮したら、B銀行でもう一度35年
ローンに借り換えようとしても、15年以上の住宅ローンは組めないのです。
その事を知らない方は結構多いみたいです。
何事にもしっかりしている女性に多いようですが、日々節約をおこない、少しでも
余剰資金がでたら、せっせせっせと繰上返済をして、できるかぎり総支払い金利を
少なくしようとされます。
でも、予想もしない出来事がおこり、足らない分を高金利のカードローンやサラ金
で借入れをしてしまい、本末転倒になる方もおられるようです。
最悪、住宅ローンが払えなくなり、家が競売になる方も・・・
鳥人間コンテストなんかでも、極端に機体を軽くしようとして、強度の計算を誤り
数メートルで機体がバラバラになって墜落してしまうチームがありますよね!
それと同じで、繰上返済もバランスが大切となるのです。
そして金融機関によって、繰上返済の手数料が多くかかる場合も御座います。
軽減できる金利と繰上返済にかかる経費等を総合的に判断し計画的な返済をお勧めします。
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2008/5/28 【水】 | 知らなきゃ損ですよ! > 不動産編