お金は全て私のもの(2)
- 昨日は、一般的なご家庭でも相続の問題が発生すると書きましたけど「TVドラマ」を
例にしたせいか、自分には関係が無いと思われる方が意外と多かったみたいですね!
相続問題は、お金持ちだけの話しではありません。
確かに、よっぽどの財産が無い限り相続税の心配もしなくて良いと思います。
しかし、思いもよらぬところで関係してきます。
例えば、ある新婚家庭が一般的な3000万円以下の建売住宅を夫の名義(融資)で購入しました。
ところが、これから幸せな家庭を築こうとした矢先、残念な事に夫が亡くなられました。
リアディゾンさんみたいに、できちゃった結婚ではなく子供さんはおられません。
夫は、早くに両親が亡くなり身内といえば仲が悪く音信不通の兄のみと聞いています。
一般的な銀行の住宅ローンであれば、団信保険によりローンは弁済され無くなります。
年も若く財産も大してありませんので、相続税の心配もありません。
残ったものと言えば、住んでいる住宅だけとなります。
このまま住み続けようとしましたが、一人で住むには大きすぎる。
なにより、夫との楽しかった思い出ばかりがつのり、日々悲しくなる・・・
その為、意を決して、この家を売却する事を決断しました。
しかし、悲しい事に追い討ちをかけるみたいですが、残された奥さんの意思だけでは
家を勝手に売却する事はできないんですね (´_`;)
残念ながら、「夫と仲が悪く音信不通の兄」の同意及び印鑑がなければ処分する事はできません。
この場合、昨日の話しで夫の遺言書があれば解決できると書きましたが、新婚早々に遺言書
の話しをするのも実際のところ気が引けます。
σ(^.^)も、その立場になったら、言い出す事はできないでしょうね・・・
アメリカ等では結婚前に契約書を交わすそうですが日本ではまだまだ無理があります。
一昔前は、家督相続制度というものがあり長男がほとんどの相続財産を受け継いでいました。
しかし、現在では家督制度が廃止され長男以外にも財産分与ができるようになりましたが
平等と引き換えに新たな問題を生み出したと言えそうです。
都市部以外では、実質的に家督制度が依然と継承される地域が多く残っております。
狭い範囲で見れば、ある意味良い制度と言えるかもしれません。
いやっ 皇族の方々も皇位継承で悩んでおられますから一概に良いともいえないか・・・
う~ん・・・ 2日連続して暗い話しばかりしたので、せっかくのランキングが落ちるかな?
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2008/10/30 【木】 | 不動産に関する雑学