オレンジ色のあいつ
- 今日の新聞記事で知ったのですが、大分県で養鶏業を営む方が数年前
「お宅の卵は他と比べて黄身が白いね」っと言われ驚いたそうです。
その養鶏業者は自然の草やトウモロコシをニワトリに食べさせる
昔ながらの飼育法で、特にやりかたが変わったわけでは無い・・・
実は他の養鶏業者が生産する卵黄色が濃くなっているのだそうだ。
飼料メーカーの担当者が言うには、多くの卵の黄身の色が、飼料の
添加物によってコントロールされているそうです。
白に近い黄からオレンジに
近い黄まで15段階の色見本が
あって養鶏業者の希望に応じて
飼料を勧めているとの事・・・
ロッシュカラーファン(卵黄色の基準数値表)
こだわり卵を売り文句にした某店に張っている、黄身の色が濃く
オレンジ色をした、おいしそうな卵の写真は飼料の添加物によって
コントロールされたものだったんですね!
一般のたまごよりも値段の高い栄養強化卵(例えば○○卵・××のたまご)
の卵黄色が非常に濃いのは栄養が優れているからではなく、西洋とうがらし
(パプリカ)を通常量より多く配合することによって、パプリカの赤い色素と、
とうもろこしの黄色い色素が混ざりあってオレンジ色の強い卵黄色になります
キサントフィルは栄養価に変化は与えませんので、必ずしも卵黄色が濃い
=栄養価が高いというわけでありません。(某養鶏業者ホームページをコピペ)
う~ん なんか悲しくなってきた・・・
天然由来の添加物であれば、おいしく見えるのだから別にかまわないのですが
科学合成の添加物の方が色が安定する為、近年増えているとの事です。
あと、赤いたまごと白いたまご・有精卵と無精卵・放し飼いとゲージ飼いをくらべる
と前者の方が栄養やおいしさが優れていると思いがちですが、価格が違うだけで
特に差は無いみたいです。
購入する人の気持ちまでコントロールされている?
さらに、悲しくなってきた・・・
知らない方が良かったかもしれませんね (´_`;)
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2008/3/19 【水】 | 知らなきゃ損ですよ!