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不動産屋のここだけ日記

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不動産屋のここだけ日記

トレジャーハント

競売物件(居住用)を商品化するまでの流れを大雑把に書くと次のようになります。

物件の公告・閲覧⇒物件調査⇒期間入札⇒開札⇒明け渡し⇒リフォーム⇒販売活動開始

その中で、数々のドラマを生み出すのは 「明け渡し⇒リフォーム」 になります。

今回は、物件の明け渡しが終了した後、商品化するまでの出来事をお話し致します。

競売物件が一般的な物件と大きく違うのは、明け渡しの際に残置物が非常に多い事です。

元の所有者は、その物件より広い所に引越しする事はまずありません。

必要最小限度の日常必需品(衣類等)や比較的高価な物だけを持って行く事になります。

残された物の中には、楽しそうな家族写真や子供の持ち物をたまに見かける事もあります。

別に悪い事をしているわけではありませんが、私達が心を痛める瞬間でもありますね・・・

又、その話しは後日させて頂きます。 (後日? 今までのまえふりはいったい何?)

そして、残置物の撤去が終わったら、リフォームプランをたてる事になります。

特に競売物件は前所有者のにおい?を感じさせてはいけないので、念入りにリフォーム
する事が多いです。

表装を中心に、壁・天井クロス・畳の表替や水廻り関係、その他モロモロ・・・

競売物件は、前所有者が心身共に荒れているケースが多く、それに比例して物件自体も
荒れている事がよくあります。

引渡しの際、一般の売主なら、ここに水漏れがあったとか、こんな設備があるとかを
できる限り詳しく教えてもらう事ができるのですが、競売を経て明け渡された場合
人にもよりますが、聞いてもほとんど教えてもらえる事が少ないです。

しかし、大きな邸宅が競売物件の場合は特殊な設備や装飾がなされ、それを発見する
のが結構面白かったりします。

なんだろう? このボタンはと思い押してみると、ガーっと吹き抜けのトップライトが
開いたり、風呂場の透明なガラスが、横にあるボタンを押すと、一瞬でスリガラス状に
なったり裁判所の調査書に書いていない事がいろいろと出てきます。

1番びっくりしたのは、隠し金庫が出てきた事ですね!

リフォーム前に、一通り確認しましたが、まったく気付かずに工事を発注!
(まぁ すぐにわかれば隠し金庫にならないんですけどね・・・・・・)

リフォーム業者から電話があって行くと畳1帖分の下に収納があってそこに金庫が (´_`;)

もう一度、その和室をじっくり点検すると、床の間の隅にスイッチがあって、押すと
ウィーンって畳が電動で7cm程くらい持ち上がり、開け閉めできるようになっています。

新品で、使用した形跡が無く、パンフレットと共に鍵とダイヤル番号票がありました。

最初、リフォーム業者から電話があった時、「マルサの女」みたいな事を勝手に想像
し、なぜかワクワクしてしまいましたけどね・・・

しかし、前所有者は裏金を入れるつもりで、作ったんでしょうか?

そして、入れるお金が無いまま作った事を忘れ、競売で人の手にといったところでしょうか?

前の所有者に理由を聞けるわけでは無く、迷宮入りとなりましたが、トレジャー・ハント
のようにスイッチを探すのは、結構楽しめました。


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当日記について
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今西祐司

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この日記は不動産の事だけに限らずその時にあった事、感じた事、こぼれ話に書けなかったイエローゾーンの、お話等々を書き込んでいきたいと思います。
又、お得情報があれば、随時書き込みますので、宜しくお願いします。

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