姉歯被告、実刑確定!
- 耐震偽装事件で、建築基準法違反や議院証言法違反などの罪に問われた元1級建築士
姉歯秀次被告の上告が棄却され懲役5年、罰金180万円が確定しました。
この量刑が重いのか軽いのかは、私にはわかりませんが、この事件をきっかけに
姉歯の物件以外でも耐震偽装が発覚、さまざまな議論がおこり建築基準法の改正に
つながる事に・・・
建築確認申請が厳格になるのはいい事だと思いますが、今度は国交省の基準の策定が
遅れ情報の周知徹底不足により建築確認申請が滞り不況の原因のひとつに・・・
05年11月の発覚から2年ちょっとの期間があったわりには、急ブレーキ急加速
の感がいなめません。
っと言うより構造計算する際の大臣認定プログラムもまだ出来上がっていない状態
なので、ハンドルが無いのにアクセルを踏み込んでいるような?
又、この大臣認定プログラムが完成したとしてもITの世界は日進月歩、建築技術
の進化も著しい、はたして対応できるのでしょうか?
私は建築専門家ではないので、どんなやり方が正しいのかは判断しかねるのですが
強度不足マンションを購入した住民らは、今も仮住まいが続く生活を強いられています。
建て替えを正式決定した住民らは、それぞれ1500万~2500万円もの追加負担
をしなければならないとの事・・・ (υ´ Д`)。
今後、被害者を出さないようにしっかり検討して頂きたいものです。
でも、行政が悪い姉歯が悪いと言ってしまえば事は簡単ですが本来、性善説自体は
経済効率化の観点で見れば、そんなに悪いものだとは思わないんですけどね・・・
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2008/2/21 【木】 | 不動産屋の日常