かっ 軽いぞぉ!
- 昔々、日本ではバブルと言われた時代がありました。 遠い目・・・( ¨)
その時代、土地神話が語り継がれ土地さえあれば、属性などおかまいなしに
銀行はジャブジャブお金を貸していました。
今日の話は、その時代の超々~軽い、マンションオーナーのお話です。
その方は、代々お風呂屋さんを経営されている40歳代くらいの方でした。
経営されていた浴場は、今で言うスーパー銭湯のはしり、大阪市中心部の好立地
な場所に飲食もできる豪華な銭湯として珍しさもあって、連日大入り満員でした。
その頃、銭湯のオーナーと言えば広い敷地の所有者です。
金融機関から見れば、優良な融資先として、抜群に良いターゲットになっていました。
ある都市銀行からの紹介で、当時 σ(^.^) が勤務していた会社を経て
収益マンションをご購入されました。
銀行もお金を貸す為の理由付けとして、収益マンションの投資を顧客へ
積極的に勧めていたのです。
そのお風呂屋さんの3代目が収益マンションを購入されて3年くらいたった頃
ある部屋の賃貸契約の更新時期になりました。
それで、部屋を訪問して賃貸契約書の差し替えをする事になります。
(自動更新の賃貸契約もありますが、そのマンションは契約書差し替えする物件)
その部屋を訪問した時、入居者の様子がなんか変なのです・・・
なにかソワソワして落ち着きが無く、上目使いにσ(^.^)の様子を伺っています。
そして目を合わそうとしない。
あれっ? これは家賃延滞者独特の行動パターンです。
んっ このマンションは家賃の延滞は無いって聞いてたぞ?
とりあえず契約更新事務を終えた後、事務所へ帰ってオーナーさんに入金確認を
お願いする事にしました。
σ(^.^) ○○マンションの○○号室の○○さん家賃キチンと入ってますか?
オーナー うん! ちゃんと入ってるよ~♪♪ まったく問題な~し♪♪♪
σ(^.^) ハァ そうですか・・・
でも、なにかひっかかるので、その入居者にカマをかけて見ることにしました。
すると、その入居者は、家賃を延滞している事をとうとう白状しました。
あ~ やっぱりな・・・ 2ヶ月?くらいかな いやっ 3ヶ月?かな???
話しを聞いていくと、なんとその入居者は最初に入居してから1回も払って
いなかったのです。
んっ? と言うことは、2年更新なので24ヶ月分・・・
その部屋は月額(共益費込み)6万5千円、 6.5万×24ヶ月=ひゃ 156万円
げ~ こんなの全部回収できるかな? いや無理だろう? いやっ やるしかない!
オーナーさんにその事を連絡すると・・・
いっや~ おかしいなと思ってん、知らん名前の契約書があるから ハッハハハ♪
又、これだけの延滞金だと、全額回収できない可能性がある事を伝えると・・・
別にいいよ♪ 確認してへんこっちが悪いんやし、今度から払うように言って♪♪
じゃ~ あの~ 延滞金はどうするんですか?
しゃ~ないやん♪ その人お金ないんやろ♪♪♪ (かっ 軽い・・・)
う~ん オーナーが別にいいと言ってるのに σ(^.^)がダメというのも変だしな・・・
それで、その長期家賃延滞者は、2年分の家賃156万円が免除となりました。
その当時、σ(^.^)は へ~ お風呂屋さんって儲かるねんな~と感心しました。
まっ 入居者も喜んだし、オーナーも納得してメデタシ メデタシ。。。
って、なるわけないですよね・・・
そのオーナーさんは、半年後に当然、破産宣告する事になりました。
そんな経営感覚ですから、お風呂屋さんの経営もいいかげんだったんでしょうね!
破産宣告後、そのオーナーさんと、お会いする事はありませんでしたが
ど~うしても、気になる事がひとつ・・・
破産申し立ての時、弁護士の先生にも しゃ~ないやん♪ って言ったのでしょうか?
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2008/4/27 【日】 | 不動産こぼれ話