これは心霊現象か?(2)
- 昨日の続きです。。。
この物件は、競売物件なので特に、不自然死等の心理的瑕疵がなかったかどうかを
念入りに調査済みです。
それに、物件の明け渡し交渉もスムーズに終わっており、当該物件の前所有者は
ピンピンしていました。
それに、なにか事件があった物件なら、来場された近所の方が教えてくれるはず・・・
しかし、実際に、謎の音が聞こえてくるのは事実・・・
クロス職人さんは、この事を言っていたんだなと、妙に納得するものの
どっ どうしよう・・・ (´_`;)
σ(^.^)としては、ヤ○ザの人たちから罵声を浴びせられるより数百倍恐い!
でも仕事は仕事、原因を突き止めなきゃいけません。。。
誰かを呼ぼうかなとも思いましたが、ビビリと思われるのもね~
意を決して、押入れの天井をはずし、天井裏を恐る恐るのぞいて見る事にしました。
んっ 薄暗くて良く見えないな~?
しばらくして、目が暗闇になれた頃、コツッと音がしました。
その音が鳴った方向をフッと見ると・・・
光る2つの目玉が、こちらを見ているのです。
ぎっ ぎっやぁーと叫ぼうと思いましたが、恐怖で声もでない。
体が固まってしまい、その光る2つの目玉と、しばし見つめ合う事に・・・
10秒いや20秒?、気持ち的には1時間ぐらい経ったような気さえします。
その静けさの中、均衡を破るように、光る2つの目玉がなにか言葉を発しました
ニャア~・・・・・・・
ニャッ? えっ 今 ニャア~って言ったぁ?
その光る2つの目玉の正体は、なんとネコだったのです。( ̄○ ̄;)!
天井裏で子育ての真っ最中なのでした。
この競売物件は、前所有者だけでなく、ネコファミリーも占有していたのです。
(裁判所の現況調査報告書には記載がありませんでしたって、あたりまえですよね!)
ホッと安心すると同時に正体がわかれば、こっちのもの、明け渡しの作業に・・・
しかし、明け渡し交渉するのにも、いつから占有していたかどうかわからない上に
人間の言葉がまったく通じません。 (返事はしてくれますが・・・ニャア~って)
断行(強制退去)しようにも、天井のすきまが無く人間がはいっていけそうにありません。
工事業者を呼んで、侵入経路は判明したものの、ふさいだら出れなくなってしまう。
業者さんとバルサン焚いて、煙攻めはどう?
いやっ まだ生まれたばかり?の子ネコもいるみたいだし、そんなんしたら動物虐待だろ!
あーだ、こーだと騒いでる内に、3日くらい経ちました。
すると、いつのまにかネコファミリーは、どこかへ引っ越していったのです。
なにも言わず (そりゃそうだ!)
天井裏に、まだ子ネコが残っていないかを充分確認し、すぐに侵入経路を
ふさいで任務完了! めでたし、めでたし。。。
これで、お話しは終了です。
2日間に渡るブログを読んで頂きありがとう御座いました。
な~んだネコかよっ! と思われた方もいるかもしれません。
アライグマ説、とのコメントも頂きました。(ネタとしてはこっちの方が面白かったかも?)
しかし、注文建築で特殊な構造とはいえ、まさかネコが厚さ約10cmの壁の中を動き回る
なんて想像もできませんでした (^^;)。
このブログを読まれた読者の皆様、今晩寝る前に、そ~っと耳を澄ませてみて下さい。
「カリッ」と音が鳴ったら、それはネコではなく、本物のトシオくんかも?
(だから呪怨を見た人でないとわからないって!)
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2008/7/21 【月】 | 不動産こぼれ話